オブジェクト設定概要
目次
オブジェクトとは? What Are Objects?
オブジェクトとは監視と通知ロジックに伴うすべての要素です。オブジェクトには以下タイプがあります:
- サービス
- サービスグループ
- ホスト
- ホストグループ
- 通知先
- 通知先グループ
- コマンド
- 時間帯
- 通知のエスカレーション
- 通知と依存関係の考慮
どのようなオブジェクトがどのように関係しているかという詳しい情報を以下に掲載します。
どこでオブジェクトを定義するか? Main Configuration File
オブジェクトはメイン設定ファイルのcgi_fileあるいはcgi_dirで設定した1つ以上の設定ファイルあるいはディレクトリで定義されます。 ヒント:クイックインストールガイドに従ってインストールした場合は、/usr/local/nagios/etc/objects/にいくつかサンプルのオブジェクト設定ファイルがあります。これらのファイルを見ればどのようにオブジェクトの継承されるか、オブジェクト定義をどのようにすればいいかわかります。
オブジェクトの定義方法? How Are Objects Defined?
オブジェクトの定義は柔軟なテンプレート方式です。この方法だと長期にわたってNagiosの設定を管理するのに最適です。設定ファイルでどのようにオブジェクトを定義するかについての基本情報は こちらです。 オブジェクト定義の基本に慣れたら、将来性を考えてオブジェクトの継承についてを読むべきです。季節利用のユーザがオブジェクト定義のいくつか進んだ使い方をオブジェクトトリックでまとめてくれています。
各オブジェクトの説明 Objects Explained
メインのオブジェクトタイプのいくつかについては以下により詳しく解説します。
ホスト 監視ロジックの中心的オブジェクト。 ホストの重要な要素は以下のとおりです
- ホストは通常、ネットワーク上にある物理デバイスです(サーバ、ワークステーション、ルータ、スイッチ、プリンタなど)。
- ホストは何かしらのアドレスを持っています。 (e.g. IPあるいはMACアドレス).
- ホストは1つ以上の関連するサービスを持っています。
- ホストは実際のネットワーク接続のように、他のホストと親子関係を持つことができます。このことはネットワークの到達性ロジックにあります。
ホストグループ は、1つ以上のホストで構成されます。ホストグループは
(1)Nagiosのウェブインタフェイスでステータスをより見やすくする、
(2)オブジェクトトリックを使って設定ファイルをシンプルにする役割があります。
サービス 監視ロジックの中心的なオブジェクト。サービスはホストに関連付けられ、以下の要素をもつことができます:
- ホスト自身の要素(CPU負荷、ディスク使用率、アップタイム、など)
- ホストによって提供されるサービス (HTTP, POP3, FTP, SSH,など)
- ホストに関連付けられたその他の事項(DNSレコードなど)
サービスグループ は1つ以上のサービスで構成されます。サービスグループは (1)Nagiosのウェブインタフェイスで関連サービスの状態を見やすくする、 (2)オブジェクトトリックを使って設定ファイルをシンプルにする役割があります。
通知先は通知処理に含む人々です:
- 通知先は1つ以上の通知方法を含みます。 (携帯、ページャ、電子メール、インスタントメッセンジャーなど)
- 通知先は管理しているホストやサービスホストやサービスの通知を受け取ります。
通知先グループ は1つ以上の通知先で構成されます。通知先グループは特定のホストやサービスに問題が生じた際に、関連する通知先全員に通知を送る設定を行いやすくするためにあります。
時間帯 は以下の制御に利用します:
- ホストやサービスをいつ監視するのか
- 通知先にいつ通知を行うのか
時間帯がどのように働くのかについての情報はこちらです。
コマンド はNagiosが次のようなことを行うために、どのようなプログラムやスクリプトなどを実行すればよいかについて定義します
- ホストとサービスのチェック
- 通知
- イベントハンドラ
- その他.....