サービス定義

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サービス定義(Host definitions)
説明

サービス定義は、ホストで走る「サービス」を特定するのに使用されます。 「サービス」という用語は非常に緩く使用されます。 それはホスト(POP、SMTP、HTTPなど)またはホスト(pingへの応答、ログインしているユーザの数、空きのdiskスペースなど) に関連している、測定基準のある他のタイプにおける実際のサービスを意味することが出来ます。サービス定義への異なった議論は以下に概説されています。

定義フォーマット

注意: 赤の設定は必須ですが、黒の設定は任意です。

define service{
host_name host_name
hostgroup_name hostgroup_name
service_description service_description
display_name display_name
servicegroups servicegroup_names
is_volatile [0/1]
check_command command_name
initial_state [o,w,u,c]
max_check_attempts #
check_interval #
retry_interval #
active_checks_enabled [0/1]
passive_checks_enabled [0/1]
check_period timeperiod_name
obsess_over_service [0/1]
check_freshness [0/1]
freshness_threshold #
event_handler command_name
event_handler_enabled [0/1]
low_flap_threshold #
high_flap_threshold #
flap_detection_enabled [0/1]
flap_detection_options [o,w,c,u]
process_perf_data [0/1]
retain_status_information [0/1]
retain_nonstatus_information [0/1]
notification_interval #
first_notification_delay #
notification_period timeperiod_name
notification_options [w,u,c,r,f,s]
notifications_enabled [0/1]
contacts contacts
contact_groups contact_groups
stalking_options [o,w,u,c]
notes note_string
notes_url url
action_url url
icon_image image_file
icon_image_alt alt_string
    }
定義の実例
define service{

	host_name		linux-server

	service_description	check-disk-sda1

	check_command		check-disk!/dev/sda1

	max_check_attempts	5

	check_interval	5

	retry_interval	3

	check_period		24x7

	notification_interval	30

	notification_period	24x7

	notification_options	w,c,r

	contact_groups		linux-admins

	}
定義の説明
host_name: この設定は、サービスが「走っている」または関連している ホスト省略名を指定するのに使用されます。複数のホストがコンマによって切り離されるべきです。


hostgroup_name: この設定は、サービスが「走っている」または関連している ホストグループ省略名を指定するのに使用されます。複数のホストがコンマによって切り離されるべきです。 hostgroup_nameはhost_nameの設定の代わり、または追加に使用されるかもしれません。


service_description;: この設定は、スペース、ダッシュおよびコロン (セミコロン、アポストロフィ、および引用符は避けられるべきです) を含むかもしれないサービスの記述を定義するのに使用されます。 サービスが同じホストに関連づけた二つは全く同じ記述を持つことが出来ません。 サービスは唯一彼らのホスト名サービス記述設定と同一視されています。


display_name: この設定は、このサービスのためのウェブインタフェースに表示されるべき別名称 を定義するのに使用されます。 もし指定されないなら、これはあなたがサービス記述 設定に指定する値をデフォルトとします。 注意: ウェブインタフェースの将来のバージョンは 使用になるでしょうが、現在のCGIはこのオプションは使用しません。


servicegroups: この設定は、サービスが属している複数のservicegroupsの省略名を特定 するのにおいて使用されます。 複数のホストがコンマによって切り離されるべきです。この設定はservicegroup 定義におけるメンバー設定を使用することに代わる手段として使用されるかもしれません。


is_volatile: この設定はサービスが「不安定である」か否かに関係なく、使用されます。サービスは通常、不安定では「ありません」。ここで不安定なサービスと彼らがどう通常のサービスと異なるかに関する詳しい情報を見つけることができます。Value: 0 = サービスは不安定ではありません、 1 = サービスは不安定です。


check_command:

この設定は、サービスの状態をチェックするためにNagiosが実行させるコマンド省略名を指定するのに使用されます。サービス_チェック_タイムアウト によって、サービスチェック命令が走ることができる最大時間は制御されます。


initial_state: Nagiosはスタートする時、デフォルトで全てのサービスがOK状態にあると仮定するでしょう。あなたは、サービスのためにこの設定を使用することによって、初期状態を無視する事ができます。 正当なオプションは: o = OK, w = WARNING, u = UNKNOWN, and c = CRITICAL.


max_check_attempts: この設定はNagiosが、OK状態以外の何らか状態に戻るかどうかのサービスチェックコマンド 再試行する回数を定義するのに使用されます。この値を1に設定する事は、再びサービスチェックを再試行せずに、 Nagiosにアラートを引き起こさせるでしょう。


check_interval: この設定は、次の「通常」のサービスのチェックの計画をする前に待つために「タイム・ユニット」の数を定義するのに使用されます。「通常」のチェックは、サービスがOK状態にある時か、非OK状態にあるが既に再チェックされた時に起こるものです。しかし最大限チェック試行の回数、既に再チェックされております。あなたが60のデフォルト値から間隔_長さ ディレクティブを変えていないと、この数は分を意味するでしょう。チェックスケジューリングドキュメンテーションでこの値に関する詳しい情報を見つけることができます。


retry_interval: この設定はサービスの際チェックをスケジュールする前にどれだけ待つかその待ち時間を"time units"で指定します。 サービスはnon-OKステートに変化した際にこの値の間隔で再チェックをスケジュールします。サービスの再試行がステートが変化しないままmax_check_attemptsで設定した回数に達したらcheck_intervalで指定した"通常の"再試行の間隔にもどります。 interval_length 設定をデフォルトの60から変えない限り、この値は1分になります。 チェックスケジューリング ドキュメンテーションでこの値に関する詳しい情報を見つけることができます。


active_checks_enabled *: この設定はサービスのアクティブチェックを有効にするかどうかを決定します。 値:0 = アクティブチェックを無効, 1 = アクティブチェックを有効 (デフォルト)


passive_checks_enabled *: この設定はサービスのパッシブチェックを有効にするかどうかを決定します。 値:0 = パッシブホストチェックを無効, 1 = パッシブホストチェックを有効 (デフォルト)


check_period: この設定はサービスのアクティブチェックが有効な間の 時間帯 の短い名前を指定します。


obsess_over_service *: この設定はサービスをocsp_command を使って"取り付く"かどうかを指定します。


check_freshness *: この設定はサービスに対してフレッシュネスチェック を有効にするかどうかを指定します。値: 0 = フレッシュネスチェックを無効, 1 = フレッシュネスチェックを有効 (デフォルト)


freshness_threshold: この設定はサービスに対するフレッシュネスしきい値を(秒単位で)指定します。 この設定を0にすると、Nagiosはフレッシュネスしきい値を自動計算します。


event_handler: この設定はサービスの状態が変化した時(つまり、停止もしくは復旧した時)かならず実行されるコマンドショートネームを設定します。

イベントをハンドリングするスクリプトの書き方の詳細な説明についてはイベントハンドラドキュメントを読んでくださいこのイベントハンドラコマンドを最大何度動かすかと言うことについてはevent_handler_timeout オプションで制御します。


event_handler_enabled *: この設定はこのサービスのイベントハンドラが有効かそうでないか判断するために使用します。 値:0 = サービスイベントハンドラ 無効、1 = サービスイベントハンドラ 有効


low_flap_threshold: この設定はサービスに対するフラップ検知の低しきい値を指定します。 フラップ検知の詳細はここを参照して下さい。 この設定を0にすると、low_service_flap_threshold 設定によりプログラムワイドに指定されます。


high_flap_threshold: この設定はサービスに対するフラップ検知の高しきい値を指定します。フラップ検知の詳細はここを参照して下さい。 この設定を0にすると、high_service_flap_threshold

設定によりプログラムワイドに指定されます。


flap_detection_enabled *: この設定はサービスに対するフラップ検知を有効にするかどうかを決定します。 フラップ検知に関する詳細は ここにあります。 値:0 = パフォーマンスデータ処理を無効にする, 1 = パフォーマンスデータ処理を有効にする


flap_detection_options: この設定はフラップ検知ロジックを使用してサービスの状態をどのようにするかを決定します。 有効なオプションは次の1つまたは複数の組み合わせです: o = OK states, w = WARNING states, c = CRITICAL states, u = UNKNOWN states.
process_perf_data *: この設定はサービスに対するパフォーマンスデータを処理するかどうかを指定します。 値:0 = パフォーマンスデータ処理を無効にする, 1 = パフォーマンスデータ処理を有効にする


retain_status_information: この設定はプログラムを再起動した際にサービス状態に関連した情報を保持したままとするか否かを決定します。これは retain_state_information

を使って状態保持を有効にする場合にのみ機能します。 値: 0 = ステータス状態保持を無効, 1 = ステータス状態保持を有効


retain_nonstatus_information: この設定はプログラムの再起動時に状態以外の情報を保持するかどうかを決定します。これは retain_state_information 設定を使って状態保持が有効になっている場合にのみ機能します。 値: 0 = ステータス以外の状態保持を無効, 1 = ステータス以外の状態保持を有効


notification_interval: この設定はサービスがまだOK状態で無い事を再通知する際にどれだけ待つかの"タイムユニット"数を指定します。interval_length を変更していないのであればデフォルト値の60がセットされ、1分を意味します。 この値を0にすると、Nagiosはサービスに問題が発生した際に通知先に再通知しません - 問題の通知は1度しか行われない事になります。


first_notification_delay: この設定はサービスがOK状態で無い時に最初の問題を通知する際にどれだけ待つかの"タイムユニット"数を指定します。interval_length を変更していないのであればデフォルト値の60がセットされ、1分を意味します。もしこの値を0にすると、Nagiosはすぐに問題を通知するでしょう。


notification_period: この設定はサービスのイベント通知を連絡先に送信することができる時間帯の省略名 を指定するのに使う。通知期間外の場合サービス通知はされない。


notification_options: この設定はいつサービスの通知がされるのか決めるのに使う。 以下のオプションのうちひとつ以上の組み合わせを選べます: w = WARNINGの時通知する, u = UNKNOWNの時に通知する, c = CRITICALの時に通知する, r = 復旧時に通知する, f = flappingが止まった時に通知する, そしてs = ダウンタイムのスケジュール の開始と終了時に通知する。あなたがオプションでnを指定すると通知は行われない。 君がオプションをひとつも選ばなければすべての通知可能なものすべてにおいて通知されます。 例: 君がもしw,rを選ぶとWARNINGの時とサービス復旧時に通知されます。


notifications_enabled *: この設定はサービスの通知を行うかどうか決めるのに使う。 値: 0 = サービスの通知を行わない、1 = サービスの通知を行う。


contacts: これはサービスの障害(または復旧)の時に通知されるcontactsショートネームのリストです。 複数のコンタクトを指定する場合カンマで区切る必要があります。君が少ない人数に通知を行いたく、わざわざ contactgroupsを設定したくない時に役立ちます。 あなたは最低ひとつのコンタクトを指定するかそれぞれのサービスで コンタクトグループの設定をしないといけない。


contact_groups: これはサービスの障害(または復旧)の時に通知されるcontactgroupsショートネームのリストです。複数のコンタクトグループを指定する場合カンマで区切る必要があります。あなたは最低ひとつのコンタクトを指定するかそれぞれのサービスでコンタクトグループの設定をしないといけない。


stalking_options: この設定は「追跡」をどのサービス状態で可能にするかを決めます。有効なオプションは、以下の1つ以上の組み合わせです: o = OK状態を追跡する、w = WARNING状態を追跡する、u = UNKNOWN状態を追跡する、c = CRITICAL状態を追跡する。状態の追跡に関する詳細な情報はここにあります。


notes: この設定は、サービスに関連する注釈の任意の文字列を定義します。 I注釈を指定すれば、それは拡張情報 のCGIで見ることができるでしょう(指定したサービスに関する情報を見ているとき)。


notes_url: この設定は、サービスに関する詳細な情報を提供するのに用意できる、任意のURLを定義するのに使用します。 このURLを指定すると、ここで指定するURLをリンクする赤いフォルダのアイコンがCGI(サービス情報を見ているとき) の中で見れるでしょう。 どんな有効なURLでも使用できます。相対パスを使うつもりであるなら、基本のパスはCGI (すなわち /cgi-bin/nagios/)にアクセスのに用いられているものと同じようにします。 サービスや非常通知方法、その他に関する詳細な情報を他のサポートスタッフが利用できるようにしたいのであれば、これはとても有用です。


action_url: この設定は、サービスに関して行われる多くの動作を提供するのに用いる、 任意のURLを定義するのに使用します。 のURLを指定すると、ここで指定するURLをリンクする 赤い「板」のアイコンがCGI(サービス情報を見ているとき)の中で見れるでしょう。 どんな有効なURLでも使用できます。相対パスを使うつもりであるなら、基本のパスはCGI (すなわち /cgi-bin/nagios/)にアクセスのに用いられているものと同じようにします。


icon_image: この値は、このサービスと関連すべきGIF、PNG、JPGイメージの名前を定義するのに用います。このイメージはステータス拡張情報のCGIで表示されます。イメージの大きさが40x40ピクセルであれば、ちょうどよく見えるでしょう。 サービスのイメージはHTMLイメージディレクトリの中のlogos/サブディレクトリ(すなわち/usr/local/nagios/share/images/logos) にあると思われます。


icon_image_alt: この値は<icon_image>の引数によって指定されるイメージのALTタグで使用する任意の文字列を定義するために使われます。 ALTタグは、ステータス拡張情報ステータスマップの CGIで使われます。